ヘイ・オン・ワイ(Hay-on-Wye)とリチャード・ブース

イギリスの田舎にある「本のまち」、ヘイ・オン・ワイ。
このまちを語る上で、欠かせないのが、リチャード・ブースの存在。

ヘイは、ブックタウン運動の成功例として広く知られていますが、その立役者ブースがやってきたことを、マネするのは、なかなか困難なのではないかと思います。
有名人の蔵書をまとめて買うだけではなく、とにもかくにも大量の古書を仕入れたり、独立を宣言したり…

以下、ヘイについての基本文献のメモです。
ブースとヘイとの歴史については『本の国の王様』あたりが手に取りやすいところ。
原書の抄訳ですが、それでも日本語で読めるものでは最も基本になるものかも。

もう10年以上前に刊行されたものですが、『世界の古書店 (丸善ライブラリー 117)』では、「古書の町ヘイ・オン・ワイ」が冒頭に紹介されています。ちなみにヘイについて書いているのは、逢坂剛。短いエッセイですが、ヘイについてのイメージが、よくわかります。

古書の聖地 (シリーズ愛書・探書・蔵書)』は、魅力的なタイトルですが、ヘイに移り住んだアメリカの新人作家の奮闘記。ヘイの町やブースの人物については、雰囲気が伝わってきます。

ヘイ・オン・ワイの公式Webサイト