ヘイ・オン・ワイ(Hay-on-Wye)とリチャード・ブース

イギリスの田舎にある「本のまち」、ヘイ・オン・ワイ。 このまちを語る上で、欠かせないのが、リチャード・ブースの存在。ヘイは、ブックタウン運動の成功例として広く知られていますが、その立役者ブースがやってきたことを、マネするのは、なかなか困難な…

書評「動物からの倫理学入門」の補足

先日の『図書新聞』(2009年4月4日号、第2912号)で書評させて頂いた伊勢田哲治『動物からの倫理学入門』が、評判になっているようです。→ ●2009年3月27日のエントリー「英米系の倫理学についてのテキストとしては、とてもよく出来ている」というのが、共通…

授業者の影響

明日から始まる高校での新学期の授業準備をしながら、いままでの「教え子」のことを思い浮かべてしまいました。「教え子」と言っても、週1回だけの非常勤なので、こちらが勝手に「教え子」だなんて不遜にも思っているだけなのですが…高校で生命倫理に関わる…

風の谷のナウシカ

地元のマンガ専門店で、ついつい、マンガ版『風の谷のナウシカ』全7巻を大人買いしてしまいました。セットではなく、1巻から7巻までバラで、なのですけれど。 もちろん、既に全巻揃えて持っていたので、買ったのは2セット目です。 買ったのはコレクショ…

豚のPちゃん

『豚のPちゃんと32人の小学生―命の授業900日』を読みました。映画にもなって、ずっと気にはなっていました(映画は見逃してしまったので…)。僕も高校で「生命倫理」に関わる内容の授業を行っているので、「命の授業」の実践として、どのようなことが行われ…

2009年度の講義

2009年度は、次のような講義をさせてもらえることになりました。 よろしくお願いします。 生命倫理 工業大学の工学部、人文社会系科目 半期 3年目になります。履修者は1年生2年生が中心で100名〜200名。「生命倫理」の基本的な考え方、「生命倫理」のごく…

高遠「本の家」と「長藤文庫」

『神田神保町とヘイ・オン・ワイ―古書とまちづくりの比較社会学』の執筆に加えてもらったこともあり、古書を中心としたまちづくり、ブックタウン運動に、興味を持ち始めました。その延長で3月末に、高遠へ行く機会がありました。高遠は、武田信玄の五男であ…

悪いジョーク?

エイプリルフールには1日遅れてしまいましたが、こんなジョークサイトが…3月25日付ロイター配信のニュースで知ったのですが、サイトのタイトルはズバリ、「sell kidney online」。 今回の経済危機、でも「あなたにはチャンスがあります!」と。腎臓は$70…

書評「動物からの倫理学入門」

今週発売の『図書新聞』2009年4月4日号(第2912号)で、『動物からの倫理学入門』の書評をさせて頂きました。 この本は、「動物倫理」という領域を「倫理学」の立場から検討する非常に良くできた入門書です。 「動物倫理」に「倫理学」の立場から、というと…

公開開始ということで

ひとまずこの日記を公開設定に変更して、正式に始動ってことにしてみました。細々と更新続けられればなぁ、と思ってますので、よろしくお願いします。

優生学と自己像

『現代人の社会とこころ―家族・メディア教育・文化』で、イギリスでの優生学の登場と当時の社会状況について、「自己像」をキーワードに短いコラムを書かせて頂きました。3月23日刊行予定です。社会学では、「こころ」をどのように考えてきて、そして考え…

ヘイ・オン・ワイの古書店街を歩く――古本の魅力

『神田神保町とヘイ・オン・ワイ―古書とまちづくりの比較社会学』という本に、イギリス(ウェールズ)のヘイ・オン・ワイという古書の村についてのエッセイを書きました。そのエッセイのタイトルが、「ヘイ・オン・ワイの古書店街を歩く――古本の魅力」です。…

書評「エンハンスメント」

『週刊読書人』さんのhttp://www.dokushojin.co.jp/80215.htmlで、『エンハンスメント―バイオテクノロジーによる人間改造と倫理』の書評をさせてもらいました。ちょうど昨年の今ごろですね。 この本は、150ページほどのものながら、「エンハンスメント」とい…

期末試験

非常勤で「生命倫理」を担当させてもらっていますが、その期末試験を実施しました。 今学期は途中で休講させてもらったため期末試験期間内での試験実施です。 6限18時からの試験は、いつもの1限あるいは2限と違って、大人な雰囲気でした(笑) 夜の大学キ…

エドウィン・チャドウィック――都市空間と公衆衛生

最近、形になった仕事として、『世界の都市社会計画―グローバル時代の都市社会計画 (アーバン・ソーシャル・プランニングを考える)』に「エドウィン・チャドウィック」という人物についてのエッセイを書かせてもらいました。 チャドウィックという人は、19世…

よろしくおねがいします

皆吉淳平です。 ひとまず開設してみました。 2月中には、本格的に始動できるようにコンテンツも充実させたいと思ってます。どのくらいの頻度で更新できるのか、とっても不安ですが、よろしくお願いします。